キューバという国

キューバはアメリカと約60年間国交を断絶していたため、街や車が半世紀前にタイムスリップした状態になっている。

そして社会主義国なので、国民はどんな職種でも月収2,000円ほどで、国民用通貨と観光客用通貨に分かれている珍しい国なんです。


そこら中に走っているクラシックカー


タクシーを呼んでもクラシックカー

車内の床の穴からは、道路の地面が見える…

「何年前の車?」と運転手に聞いてみると

「80年前さ、エンジンは最新のスバル製だけどな!150年モノもざらにあるよ!」

日本の150年前は明治維新。。。笑

現代では、各国のメーカーの車が世界中で走ってる中

キューバではクラシックカーを最低限走るようにリノベーションし、上手く観光資源に利用している。

経済的に厳しいだけなのかもしれないし、クラシックカーが世界的には貴重だということを認識した上で、あえてリユースしているのかもしれない。

ただ一つ言えるのは、クラシックカーはもう手に入らない代物であり、定期的に手を入れ続ければ、まだまだ使えるモノ


キューバの人達は、そんな最低限の暮らしや古いモノを使い続けるコトを文化にしていて、かつ誇りに思っている、そして陽気で人懐っこく、酒が美味い。

そんなキューバを旅している時に、日本の建築業界を思った。
ハウスメーカーが台頭し、つくり続けなければ経済が回らないこの業界も、価値観の変化や人口減少に伴い、良いモノは残し、必要な建物のみ新築される時代が必ず来るはず。
業界がそうなるんじゃなくて、人々の価値観が少しづつそう変わって来るんじゃないかな。

ただ、建築業界では中身が手抜きでも見えているモノがお洒落であれば良いなんてことが、一部の業者が行なっている現状もある。

ただお洒落なだけではなく、耐震性や環境性能、使い勝手、使う人の居心地を考えながら、住めば住むほど愛着が湧いて、30年後にまた設計を任せてくれるような関係性を、設計を、リノベーションであっても新築であっても、これからも心掛け、積み重ねていきたい、と改めて思った旅のワンシーンでした。

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