空家研究室

日本では少子高齢化が進み、どこの地域でも「空き家」問題が深刻化しています。

街としても、家主さんにとっても空き家をどう扱えば良いのかわからず持て余し、
手をつけられないまま折角の建物が朽ち果てていくといったケースが多く見られます。
studio KANROでは、経験豊富な空き家活用事業のノウハウを活かして空き家に新たな息吹を吹き込むお手伝いをいたします。

studio KANROは「空き家」に大きな可能性があると考えています。

空き家には、人々が暮らしてきた温もりがあり、その土地や空間にしか出せない空気があります。家も人と同じで手を掛けなければ朽ちていきます。
しかしその家がもともと持っている良さを引き出すことにより、家はまた良い状態になり居心地の良い空間に生まれ変わることができます。

特に、古い家には立派な梁や床材が使われていることが多く、そのような素材を活かし古民家をリノベーションすることにより、新築では味わうことのできない世界にたった一つしかないオリジナルな空間を造り上げることができます。
住まいに限らず、空き家をうまく活用することができれば、民泊や店舗などで事業展開することも可能です。

Studio KANROでは、自社の空き家事業のノウハウを活かして物件探しから企画・資金計画・設計施行までトータルで空き家の復活作業をお手伝いいたします。

~studio KANRO 施工事例~
「あずまや」について

古い建物に新しい息吹を吹き込むと人々が集まる場所に。
種子島をこよなく愛した人が残した植物園が、小さな宿屋「あずまや」に生まれ変わりました。

海、山、満天の星空、大自然に包まれた静かな種子島。
しかし、産業の衰退と共に雇用が少なくなり、
若い人たちは高校卒業を機に島外に出てしまいます。
今や、種子島も日本中の多くの地域が抱えているのと同じで高齢化社会となり、空き家が増えてしまいました。

森の中にただずんで人々に忘れられた古い一軒家がありました。
そこでは、種子島に生息している貴重な草花や植物を庭に集めて大切に育てられていました。
今でも、島の固有種や絶滅危惧種が数多く残っている貴重な場所です。

家主さんが、どうしても島を離れざるをえなくなった時「せっかく集めた植物や資料を地元に残したい」
という熱い思いから植物園を解放し、地域の人々が集まれる場所として開放されました。

それから11年が経過し、すっかりその場所も忘れられ、空き家になってしまいました。
困った家主さんのご家族から相談を受けて、使われなくなった小さな植物園と、この建物を使い、種子島の自然の魅力を伝えて、
島外の誰もが集える場所づくりをstudio KANROがお手伝いすることになりました。 そして、種子島の素材を使い、アーティストとコラボした改修工事を行なって生まれ変わったのが「あずまや」です。
部屋の中にいても風の音、鳥の鳴き声、植物の息吹が感じられるような外部とのつながりを大切にし、快適に過ごすことができる空間ができあがりました。

たった小さな1軒から始まるストーリー。家が生まれ変わり、そこに人が集まることによって、地域や島に活気を取り戻すことにつながるとstudio KANROは考えます。