全国一のお茶の生産地
鹿児島県南九州市頴娃(えい)町の石垣集落にある古民家をリノベーション

集落の名前の通り古くから民家や畑にまで立派な石垣が今も残る場所
そんな石垣集落も石工さんがいなくなりほとんど利用価値がなくなっていた

そこでお店の象徴となる５Mのキッチンカウンターに石垣を使うことにし、
その石を購入するのではなく石をクラウドファウンディングすることを提案した
快諾してくださったクライアントの株式会社オコソコの蔵元社長。そして蔵元さんの人柄もあり沢山の石が集まりました。

積んだ石を強化ガラスで囲み存在感の調節を
ベンガラを配合した漆喰もアクセントにお店の顔となる表情をデザインしました

元々は和室が連なっていた空間をすべて土間レベルのフラットな空間とし、基礎を新設し柱も入れ替え耐力を上げる計画としています

店舗の椅子・テーブル・ディスプレイもすべてオリジナル
中村棟梁夫婦が現場で溶接加工し、椅子の張地なども手掛けた

集落を象徴するお店として、お茶と鰹節の生産地としての発信地としてこれからも地域に愛される建物になることを願っています